四条はなやぎストリート 四条繁栄会商店街振興組合

情報誌 京都四条
  • 四条への手紙
  • CLOSE UP MISE
  • 私の四条通
  • 京都漫歩
  • 四条の道具
  • 情報誌TOP

四条への手紙 もっと素晴らしい四条通にして行きたい・・・。そんな想いのページです。さまざまな方々からのいろいろな視点でのお手紙を頂戴しております。

人とまちとの好循環の創出をめざして

四条繁栄会商店街振興組合 理事長
野村 清孝

条のまちについて思いを馳せるとき、いつも頭に浮かぶのは「人が環境をつくり、環境が人をつくる」という言葉です。たとえば、まちでのマナー問題一つを取り上げても、雑然として汚れている場所ではポイ捨ても平気になってしまいますが、きちんと整備された美しいまち並みのなかでは、訪れる人の行動や気持ちは変わります。また、それにこたえようと働く側にもプライドが生まれ、まちを美しくしたいと考えるようになるでしょう。良い環境を形成することは、自己を形成することとも同じ。表面的な美観だけではなく、人と環境との良い循環を生み出すことをまず考えねばならないと思うのです。

のために私たちが取り組むべきものの一つが、自治の精神・自治の力をさらにつけていくこと。知恵を出し合い、自ら汗をかき、環境整備や販売促進、交通ルール啓発などに参加して「自らのまちは自らの手で発展させていく」という気概を再認識する必要があります。

つ目に挙げられるのは、生産性の維持や増加を図ること。平成元年に竣工したアーケードに加えて、昨年10月末には京都市によって歩道拡幅工事が完成しました。ただ、そこで立ち止まっていては形だけが整えられたにすぎません。私たち商店街がこの資産を十分に活用することによって、生産性の向上を目指す伸びしろが増えるはずです。個々の店舗がそこからの実りを収穫し、みなさまにご恩返しをしていくことこそが重要なのです。

た、歴史あるこの商店街は、地元のみなさまとの繋がりのなかにあり、その深さが強みの一つだと思います。海外の観光客をおもてなしすることはもちろんですが、地元への貢献を忘れず、折あるごとに京都市の内外にアピールし、多くのお客様に買い物に来ていただける取り組みも必要です。

れからは国の地方創生の旗印のもと、都心商業の活性化や再開発に係る政策も変化していくことでしょう。中央省庁や京都府、京都市の成長戦略を私たち自身でもよく議論し、活用・運営していくことが求められます。

しも2年後には四条繁栄会は設立50年の節目を迎えます。みなさまがたに訪れ愛していただいてきた長い歴史に応えるためにも、また、先達が残した数多くのまちの資産を引き継ぎ、発展させていくためにも、非力ではありますが誠心誠意まちづくりに取り組んでいきたいと思います。

野村 清孝(のむら きよたか)
昭和25年(1950年)京都市生まれ。昭和49年(1974年)慶應義塾大学商学部卒業、百貨店勤務を経て株式会社ノムラテーラー入社、平成9年(1997年)2月代表取締役社長就任。四条繁栄会商店街振興組合の役員を歴任し、平成28年5月、同組合理事長就任。

岸本 吉博(きしもと  よしひろ)写真